クラス替えが1年を左右する!
桜もきれいに咲き,いかにも春らしい。
もう,学校では,入学式も始業式も終え,新しいスタートを切っていることだろう。つまり,教師にとってむちゃくちゃ忙しい時期である。
そして子どもたちの一大関心事はクラス替えである。
学担は誰か,どんな友達と同じクラスか,これで1年が大きく左右されるわけである。
そしてクラス編成について先生方が話し合うのはだいたい2月から3月。そのときの学年担当の先生が中心となり,次年度のクラス編成を話し合う。
そして,クラス編成の主な基準は以下のような点においてである。
・成績が偏らない。
・運動能力が偏らない。
・各クラスにリーダー的存在がいる。
・良好な人間関係になるようにする。
そして最後の「良好な人間関係」が最も難しい。まず,いじめの被害者と加害者は基本離す。問題行動が多い生徒を各クラスに散らす。全てのクラスが,良好な人間関係になるように努めるのだが,それは非常に難しいことで,そのために何度も学年会をくり返すことになる。
そしてさらに,モンペ(モンスターペアレント)も散らしていく。
そして春を迎えるわけだが,結局,新クラスは想定外の化学反応を示すことがよくあるのである。そんな思うようにはならない。
先日,4月になって,クラス替えをやり直すというできごとが,全国ニュースになっていた。よっぽど大きな人間関係に関わる問題が見つかったのだろう。にしても,果たしてクラスの再編成をして,うまくいくのだろうか。いかないだろう。いくのなら,クラスの再編成なんか,話題にも出ないもんなのである。
ご苦労様です。